20070831

落ちる快感。

一人になると、向上心とやる気と危機感が著しく少ない。

ここ数年激化してゆく一方。



落ちてゆく快感は刹那的だから気持ち良いのであって
永続的に見れば右肩上がりなのを希望します。

20070828

節目。

恋人が21歳になった。

今年もまた一緒に誕生日を迎え、祝い、おいしいものを食べた。

自分の誕生日とは随分違った嬉しさ。



また一年後が楽しみになる。

20070803

長い夢。

珍しく恐くない夢。
そしてほかにも見た上に全ていい感じにつながってた。
つながりはもう覚えていない。



■自分に超能力があるという証明のため、松下さんを筆頭にしてたくさんの人たちにホームセンターのようなところへ連れていかれる。たくさんの釘やらヒートンやらの金具から工具までが、天井くらいまでうずたかく陳列されている。

歩きながら、自分はここまでたくさんの人の前でできなかったらどうしよう、などと不安になっている。すると、体の中になにか圧力がかかったような感触が出始める。何の気なしに釘のかかっている棚へ手をかざすと、釘たちが手のひらに吸い付いてくる。ああ、本当に証明できるんだ。松下さんたちの最後尾に自分がいたので、釘だらけの手をかざし集団をかきわけながら前へ前へと進む。松下さんの前へ手を向け、確かめてもらう。そして問題なく証明がされる。

いつのまにか天井近くまである棚の上に、キグチくんが登っていた。なんだろうとみんなで思っていると、突然、「金属が吸い寄せられるなら、こんなのだってくっつくんだろうな!」などと叫び始め、棚にかけられていた巨大なハンマーなどを上から投げてくる。それこそ1メートルくらいありそうな工具たちを。釘くらいしか吸い付けられない自分は、当然逃げるしかない。松下さん以下十人以上いた人たちもわらわらと逃げ始める。当たれば一発で致命傷確実。というか頭が無くなる。キグチくんはとにかくどでかい工具をぶんぶんと自分に向けて投げるので、どうにかして自分が止めなければいけない。棚は整然と並べられているので、うまく棚に隠れつつキグチくんのいる棚の真下まで走りよっていき、よじ登りはじめる。なんとかキグチくんと同じところへ立ち、殴り掛かる。というか棚から体重をかけ突き飛ばす。3m近くある棚から二人して落下し、さらにキグチくんに背面から馬乗りになり、殴りつける。肩や首、頭なのを叩き、首に自分の肘を当てて身動きがとれないようにする。
そうしているうち、逃げていたみんなが集まり始め、数人で押さえつけることに成功。キグチくんなんとか確保。なぜこんなことをしていたのかはわからない。




■大学の人たちで体育祭のような催し物に参加している。
待機場所はホテルのような場所。競技場は都立大のようなつくりで、もっと巨大。グラウンドや体育館など、至る所で様々な競技が同時に進行してゆく。
ホテルのロビーには藤原くんやケンゾー、杉崎さんや上くんがくつろいでいたりする。近くにあるエレベーターは2台あり、片方は普通だが片方が異様に狭い。おれが1人で入って身動きができないほどに狭い。まるでロッカー。上の階の自分の部屋へ行くため、一度乗ってみたがあまりの狭さにものすごい苦痛を味わう。

いつのまにかテニス部門に出場、試合をこなし、いつのまにか決勝戦へ出場することになっていた。すれちがう同級生に励まされ、数人からは応援メールまでくる。みんないいやつだなあと思いながらも、「まあ昔からやってたし他の出場者は未経験者もたくさんだしなぁ」などとどこかのめり込めずいる。

少しの間、オノテツの主観になる。
オノテツはバスケ部門に出場するらしく、ホテルの非常階段へ続くベランダで独りドリブルやらをしながら気持ちを落ち着けている。バスケ部門に出場した経緯を思い出している。
部活の先輩がたくさんいる中、自分が出場することになったのが先輩は気に食わなかったらしく、オノテツをいびる先輩たちがいた。その先輩よりもオノテツはずっと技術がある。それをわからせるため、練習中の先輩の横でわざと先輩と同じような動きをし、さらにレベルの高い技術を見せつける。渋々認める先輩たち。
そんな事を経て勝ち取った出場権。絶対に下手なことはできない。大きなプレッシャーと戦う。

自分の主観に戻る。
テニスとは別に、会場のある商店街との連携で、公道を使ったバイクでのゼロヨン大会に出場することになっていた。
出場選手の召集アナウンスがかかり、ドラスタへ走る。駐輪場は既に随分空いていて、たくさんの参加者が先に向かっていることがわかる。ドラスタへまたがると、横にあったごつくてでかいオフ車にケンゾーが乗った。「そのバイクいいじゃん」と声をかけると、「これからまた塗装したりするんだよ、これは7万で買った」「7万?!」という会話をしつつ、先に行ってしまう。ケンゾーが先に行ってしまうと、レイくんと合流し、二人で会場へ向かう。

会場を出て公道を走る。周りの道は鷺沼以上の傾斜のつく坂ばかりで、少し不安になる。しばらく走ると400m以上のきつい坂の一番下の傾斜に参加者の列ができている。どうやら一気に坂を登るゼロヨンらしい。最後尾につけるレイくんと自分。というかバイクが重すぎて傾斜のあるところには止まれない。しょうがないので傾斜のなくなるところへ後退。レイくんとは数m間が開く。

30mくらい前の先頭で係の人がなにか説明を初め、2人の部下が参加者の口を開かせながらなにかを歯茎にあてている。なんだろうと思っていると、最後尾の自分まできて口を開かされる。単一乾電池ほどの大きさの、真っ青な液体が詰まった塩ビの入れ物を手に持っている。寸胴なチューペットといった印象だ。チューペットのように先が尖り、短いレコード針のようなものが付いている。その針をおもむろに歯茎に当てられ、一瞬ちくっと痛みが走る。そしてそのまま寸胴なチューペットを手渡される。意味がわからず前に並ぶ参加者を見ていると、ざわざわとしながら渡されたそれを吸っている。レイくんも同様に。倣って吸ってみると、駄菓子のような味がする。おいしい。
だんだんと他の参加者の様子がおかしくなってきた。ざわざわががやがやになり、なにかを叫ぶ人たちが出てきた。やたらと高揚する自分もいる。先ほどのチューペットは興奮剤だったらしい。急傾斜を使ったゼロヨンは危険だし興奮剤があると盛り上がるのだろうか。
ひとしきり競技説明が終わると、競技に使う車が数台運ばれてくる。二人乗り程度の小さな車だ。バイクを使ったのでは個体差が激しすぎて公正ではないため、らしい。そりゃそうだ。大型バイクなんていたら自分は全く歯が立たない。というか250相手でも歯が立たない。

先頭から競技を初めていく。順番に坂を上がり、タイムを計って競う。同時に競争するわけではないので、案外危険じゃないのかもしれない、と考えながら見ている。
車には、運転者とその次の競技者が助手席に座って発走される。誰もが未体験だろうこの坂を一度だけ体験させてあげようという配慮らしい。ちなみに一番最初の人は係が運転する車の助手席に座った。

とうとう最後から二番目、レイくんの番になった。自分は助手席に座る。
興奮剤のおかげで二人ともハイテンション。騒ぎながらスタートを待つ。スタートと同時に叫ぶレイくん。うぉんうぉんとあっというまにゴール。ゴールからしばらく過ぎ坂の途中で車を停めて降りる二人。次はいよいよ自分の番。坂を歩いて下る。
ゴール地点には係の人たちやすでに終わった参加者がたくさんいる。ふと、さっき停めた車を見上げると、ゆらゆらしてる…ような気がする。
…レイくんサイドブレーキかけたか?
やばそう。急いで係にそれを伝え、車まで走る。自分が車の上でひっぱり、レイくんは下で押さえながらゆっくりと坂を降りる。しかし車の重みでどんどんと加速していく。このままだと坂の400m下まで車が滑っていく。やばいやばい。気付いたらみんなのいるゴール地点が目の前だ。
するとゴールの横の茂みから、

「でぶがやらなきゃ なんにもはじまらないぃ〜
へいへいへへい、 へいへいへいへいへいへへいいぃ〜」

歌いながら図太い声のでデブがゆっくりと出てきた。なぜか上下黄色い服だ。腰に手をあてている。
さらに

「っでぶがやらなきゃ んなんにもはじまらないぃーーっ
へいへいへへい へいへいへいへいへいへへいいぃーーっ」

という復唱とともに10人ほどのデブが追ってでてくる。一様に上下黄色い服で腰に手をあてている。
なんなんだろうと考えている間も、車は滑る滑る。
そうしているうち、先に出てきたデブが下側から車に体を当て、ぐいぐいと歩を進めていく。ぐんぐん昇る車。手を使わず腹だけで車を押している。周りには追って出てきたデブが車を押すデブと同じ姿勢でゆっくり坂をあがっている。

「っでぶがやらなきゃ んなんにもはじまらないぃーーっ
へいへいへへい へいへいへいへいへいへへいいぃーー… …
 でぶがやらなきゃ…」

脂肪でくぐもった、繰り返されるバリトンボイスの大合唱。
ぐんぐん進み続ける車。
あっけにとられる自分。

起きた。