20091022


 想は良い。

何が良いって金がかからん。

妄想は膨らめば膨らんだだけ楽しい。
楽しい方向ならば。
その分物欲なんぞも出てくるが、
我慢を知ればそこまで辛くもない。



ああやはり文字は好きだ。

しかしそれよりも写真が好きだ。

河北秀也は偉大だ。本当に。
ああなりたい、と思える大人だ。
  
  
  

パンクでも聴いてやろう。



 んばってる自分を労おう。
そうだ、ミルクプリンでも買っちゃおう。

なんてことを考えながらの日が変わった帰り道。
なぜだか無性に泣きたくなった。

こんなもんで
労うとか言うなこのやろう
貧弱貧弱ゥ

流れ星の1つでも見せておくれべいべー
連日夜空を見上げているじゃないか
昔はあんな心ときめいた流星群も
今じゃあ大した意味も無いと思うともうね
ベンチコート着込んで児童館の屋根に忍び込んで
みんなで寝そべって見た空は綺麗だったな
とか

心を亡くすだなんて昔の人はなんて言い得たんだこんちくしょう

ミルクプリンまじうま
  
  
  

20091021

高島平・谷原のガスタンク。


 スタンク9基巡り。

谷原→高島平へかけての、ガスタンク巡礼。

谷原は6基という数と、突然の存在感に圧倒される。
高島平は綺麗に配置された3つと団地や河、
そして夕陽がばっちり当たり
くっきりとした柔らかいシルエットの影ができる。

のっぺりとした軽やか且つ
抵抗感ばっちりなフラットで柔らかな色。

良い。

  
  
  

20091009

霞ヶ浦湖畔の廃墟。



 墟のことを考えると

こう

すごく焦る。

取り残された時代が、現代に潰される前に行かないと。
廃墟に限らず、時間に侵されていく様は美しいけれど
文明に侵されるのはあまり見たくない。
熟成するのは良いけれど、人に荒らされる、文明に取り壊されるのは嫌だ。
訪問者としてのただのエゴ。
それでも、退廃美ってのは無くなっちゃあいけないと思うのです。

まあ ごちゃりとした巨大な建築物やら工場やらにもときめくわけですが。



荒涼とした写真は、霞ヶ浦湖畔の廃墟。軍事施設跡。
すぐ近くには滑走路があります。
そしてすぐ隣には、東京医科歯科大学分院跡もあります。
訪れた当時、本当に悔しい思いをしながら、
病院跡には足を踏み入れず帰りました。

名誉の撤退。転進ーー転進ーーーー!
  
  
  

20091001

奥多摩ロープウェイその2。と廃墟追憶。



 多摩ロープウェイその2。

へんに荒んでいなければ、どの廃墟に行っても感じるけれど、
やっぱりここもとっても美しい。

規模はとても小さい。けれど、
緑の浸食具合もかなり強く、
それでいて機械室もあるしコンクリートや錆もある。
そしてあまり荒らされていない。
落ちているBB弾は本当に嫌な感じだけれど…
もっと長い間このままでいて欲しいと思う。







 こんとこ、写真やらツーリングやら熱帯魚やら、
趣味に気が向きすぎていて楽しいけど落ち着かない。
早く仕事を切り上げたくてしょうがない。


あれ?

実は

多趣味?


少年時代、自分は実に趣味の少ない人間でつまらん
読書と音楽鑑賞としか書けないじゃないか、などと思っていたが
案外そんなこともなかったのかなと思う。 

廃墟は中学生のころからだしその頃はテニスやプラモデルに没頭していたし



あ 今思い出した

ああ  あ



廃墟美に魅せられたのは
幼稚園の頃だ!!


若林の幼なじみの家の隣が廃アパートで、
門の隙間から身をよじって入り込んでたんだ。

汚さやら散らかりようやら、
壁も草も木も板も朽ちて枯れて、全部が黄土色だった。
ほえーと惚けながら小さなアパートを探索したんだ。

思い出してしまった。

がさがさしすぎて、裏から大人が来て怒られて閉め出されたんだ。

なんてこった
やるじゃないか幼少期の自分。


ああ

本当に好きで感動できることなのだから
手が届く廃墟にはきちんと行こう。
廃墟が更地にならないように。
廃墟が消える情報は本当に虚無感に襲われる。嫌だ。