意識も志も堕ちた時、ベッドだけが居場所になります。
文
字にするのにも言葉にするのにも、あまりに凄惨無比な、夢を見ました。
それも続けて3日ほど。
いえいえ、3日と言いはしましたけれどもそれは本当に
3日間の出来事であったかどうか、それは定かでは無いのです。
それはむしろ数週間のようでもありましたし、
日が暮れる前の明るいとも暗いとも形容し難い、
世界が影も光も全てが紫に染まるとても儚い
少しの隙のようだったとも感じるのでした。
ともかく、そういった夢を見たという事がほぼ全ての理由となり、
この数十時間、ぼくは家から出る事ができなくなりました。
できなくなりました、というより正直には、出る気が失せていました。
貴重な貴重な2日間だか3日間だかを浪費はしたものの、
朧げな夢を思い出してみれば、まぁ…しようがないものか。とも思えるのです。
今になってみれば、断片的と言えばあまりに断片的な記憶でしかないため、
これこれこうなったから酷い夢だった、と断定することも怪しいのですが、
しかしまあ部分的なところだけを拾ったとしてもそれは
このぼくが、不快に感じることこの上無し。と断定するには十二分に足りるものでした。
なにはともあれ、これから数時間のうちに家を出、
そしてぼくはどこかへ移動するのでしょうか。
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