首都圏外郭放水路調圧水槽に入ってきました。
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08 , 11 , 15、首都圏外郭放水路調圧水槽の一般開放会へ参加してきました。
地下神殿と名高い埼玉のここ。
一般開放なだけあって、2000人や3000人くらいの人が来ていたかもしれません。
なので、実は人でいっぱいでした。
施設に入るまでは300mくらいの長蛇の列。
テレビ取材まできちゃってんの。もう見てらんない。
入るまで不安でいっぱいでした。
で、入ってみると、でかいだけあって案外人々は散在できる。
問題は、ホールの真ん中でバンド演奏をしていたこと。
残響音がすさまじすぎて、頭が割れそう。きっと、数十秒くらいはいろんな音が響いてた。
バンドが終わってからも、地元の人の踊りやら、白装束のおばあちゃんたちの太極拳やら。
お祭りの一貫での一般開放だったようなのでいたしかたないのですが、
結構なカオス空間でした。
帰りにはフリマ等で盛り上がる祭り会場を抜け、
「龍Q館」というちょっとアレな施設を見学し、
友人とバイクですっきりと帰りました。
ちなみに、駅からは結構遠いので、車などで行かないとちょっとつらいです。
多分、徒歩だと3,40分はかかります。
地
下神殿はどうだったか。と言うと、期待ほどはでかくなかった。
でも、そこは期待しすぎだったので良し。
地下神殿たるでかい柱のそそり立ち具合とか、均等な立ち方とか天井の高さとかには
素直に感動でした。
あとは「首都圏外郭放水路調圧『水槽』一般開放」なだけあって、
地下神殿と呼ばれるこの空間だけにしか踏み込めなかった、
というところが一番悔やまれるところでした。
一番上の写真にあるように、この水槽からは立坑が見えます。
あそこに、行きたい。
巨大な縦穴のため、日が入る部分があるので壁には微妙に苔が生したり
表面の経年劣化が見えてくるのです。
それが良い。
水槽には水に含まれた細かな砂の堆積が多少あるだけで、
経年劣化のようなもの、つまり”味”が足りない。
やはり太陽光は光の演出としても欲しいし、
劣化の手助けとしてはかなり重要でしょう。
それに、水槽といっても一時的なもの。
すぐに放水しては苔は生さないしゴミも流れる。
多分、清掃もちゃんとしてるだろうしね。しょうがない。
もちろんそんなことはこういう社会見学には求められないけれど。
こうなったら予約見学で行くしかないんでしょう。
団体で申し込んでみるのも手かもしれないな。
入った日、水槽の中はかなり乾いていて壁も天井も床も柱も、全部が茶色でした。
写真集などで見ると、たまにまだ水が引ききっていない時の写真があるので
そういう表情の空間も観てみたいですね。
きっとそっちのほうが味があると思うのです。
最後に、ああ大谷採石場跡にまた行きたいなぁと思ったものです。
ここの壁の写真も撮ったので、それは↓へ。
[壁嗜好 :首都圏外郭放水路調圧水槽…の壁。]
□公式Hp Link : 首都圏外郭放水路 見学会
□Wikipedia Link : 首都圏外郭放水路